第133回日本労働法学会へ

会場 龍谷大学

2017年5月28日

研究と実務は車の両輪であり、

決して分断されるものではないと傍聴して実感した。

普段は気づかない視点を得る事が出来た。

以下、私が個人的に思ったこと、考えたこと。

労働者災害補償保険の休業補償給付に関しても、

現行法では元の職業に戻ることを想定していない。

だが、再就職して給料が下がったののならば、

当該労災事故による損害であると言われれば確かにそうだ。

また、事務職は早々に職場復帰でき、

肉体労働者は職場復帰が遅れるから、

どんな軽作業でも復帰可能であれば、現行法では支給停止になる。

これに関しても、

仕事は単にお金を稼ぐ手段ではなく、

その人のアイデンティティでもあると考えれば、

いくら給付がされても、

仕事に復帰できないという苦痛や

社会に参加できない苦痛があるとしたならば、

必ずしもずるいと考えるのはどうなのだろうかと

思ってしまう。

また、午後からの女性活躍推進に関しても、

そもそも女性が活躍するってどういうことだ?

ひとりひとり違う(この違うということがダイバーシティそのもの)

ことは分かる。

だから「女性管理職を増やす」ことだけが、

女性活躍ではないことも分かる。

しかし、管理職が企画・提案・提言に関して、

発言力や決定権があることは間違いない。

登山に例えると、

3合目からの景色と山頂からの景色が違うように、

視界や視点、視座が違うだろう。

私も、行政協力者として働いている時と、

ただの社会保険労務士でいる時や

笑いヨガ講師でいる時と

どっちが楽しいかと問われれば、

もちろん後者である。

裁量権はないがお金になる仕事をするために、

裁量権のある活動をしてバランスを取っている具合といいますか。

「女らしさ」って何ですかという議論もあったが、

私は「やさしさ」「心配り」「受け入れる力」「つなながり」

だと思っている。

これは、女性に限らず男性にも必要だ。

ただ、男らしさ発揮したほうが自立はできる。

例えば、「リーダーシップ」「判断力」「決断力」「断ち切る」など。

どちらも女にも男にも必要だ。

あと、やはり意識改革の問題が根底にあるとの話もあり、

どんなに仕組みができても、

肝心の考え方が従来のままであると、

何も変わらないからだ。

経営者も女性も企業風土も。

先日も、知人が「中学生の娘が成績は中の下でいい。」というという話をきいた。

なんか自信を無くしているのかなと思った。

たくさん、ロールモデルはいるのに見えていないのかなとも。

周りから期待されていないのかなとも。

最後に、女性活躍といえども女性の自己実現のまえに、

働かざるをえない経済的事情があり、

それが女たちを分断するだけでなく、

なんかイキイキとしたものを感じられなくさせているように

感じてならない。

これは男性も同じであるのだけれど。

(写真:龍谷大学会場の教室から京都の山と空がとてもすてきでした。)